48
日本保健医療社会学会大会
48th Annual Meeting of Japanese Society of Health and Medical Sociology

つながりと再生-ウィズコロナの現実を生きる

日時:202252829

会場:ZOOM配信も併用したハイブリッド開催

大会長挨拶

第48回日本保健医療社会学会大会は、オンラインと松山大学での現地開催のハイブリッド開催とします。昨年と今年の第46回・47回大会は2年連続でオンライン開催でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大の懸念はあるものの、ソーシャルディスタンスとマスク着用による新しい生活様式が定着し、一定の感染予防措置を講じれば、対面での大会開催も可能であるとの判断に至り、ハイブリッド開催にいたしました。
 今大会のテーマは「つながりと再生-ウィズコロナの現実を生きる」です。この2年間のコロナ禍の経験を踏まえて、教育講演として愛媛県愛南町にある公益財団法人正光会御荘診療所医師の長野敏宏先生、大会記念公演として日本赤十字看護大学名誉教授の武井麻子先生、そしてシンポジウムとして「ウィズコロナをどう生きるか-感染症のスティグマを乗り越える」を大会実行委員会として企画しました。長野敏宏先生は、149床の精神科単科病院であった御荘病院を2016年に閉鎖し、現在は御荘診療所を拠点として、「私たち」が町で生き抜くための地域づくりに取り組まれています。また、武井麻子先生はパンデミックの中の感情労働をテーマに、つい最近『思いやる心は傷つきやすい:パンデミックの中の感情労働』(創元社)を出版されたばかりです。お二人から、ウィズコロナの時代を生きる知恵を学んでいきたいと思います。
 2020年3月に新型コロナウイルスの感染が始まってから、感染者やその家族に対する忌避だけでなく、さまざまな誹謗中傷が発生し、同時に、感染者をケアする医療者に対しても同様の差別が見られることもありました。この動きに対して、感染者や医療関係者に対する差別や偏見の防止を呼びかけたシトラスリボン運動が、2020年4月に開催校の松山大学から始まりました。私たちはこれをきっかけとして、感染症のスティグマについて歴史的に、かつ包括的に考えるシンポジウムを企画しました。この機会に会員のみなさんと一緒にスティグマを乗り越える道について一緒に考えていきましょう。
 ハイブリッド開催は本学会において初めての試みであるため、どのようなトラブルが生じるのか予想できない面もあり、ひょっとしたら何かとご不便をおかけすることもあるかと思います。これまでの大会運営の経験を受け継いで、みなさまのご支援をいただきながら進めてまいりたいと思います。来年の5月最終週の週末は、愛媛県松山市の松山大学とオンライン会場にて、みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

令和3年12月吉日
第48回日本保健医療社会学会大会
大会長 山田 富秋

© 2020-2021 The Japanese Society of Health and Medical Sociology.